岩手県に伝わる伝統的な郷土菓子の一つに「きりせんしょ」があります。
米粉の生地にくるみが入った昔ながらのお菓子です。
花巻では、桃の節句に花巻人形を飾り、きりせんしょをお供えするという習わしがあるそうです。
しかし、岩手県内でも地域や家庭によって作り方や味付けも少しずつ違うようです。
今から4、5年前の頃、私は花巻市桜台に住む叔母の家をよく訪れていました。
優しい叔母は、私にいろいろ花巻のことを教えてくれました。
そして「光ちゃん、これおいしいから食べなさい」
といつも用意してくれていたのが、きりせんしょでした。
私は、盛岡のきりせんしょはいただいたことがありましたが、花巻のそれはちょっと違っていました。
花巻のきりせんしょは、盛岡のに比べて平べったいです。
盛岡のきりせんしょは、中に黒蜜が入っています。
もちろんくるみが入っているのは一緒です。
盛岡のきりせんしょは、こんな感じです。
黒蜜が入っているので、花巻のきりせんしょよりふっくらしています。
私は、花巻のきりせんしょが大好きになりました。
甘味が抑えてあり、もちっとした食感でとてもおいしいです。
我が家のお土産に買って帰ると、奥さんがとても喜びます。
12/8 に花巻を訪れましたが、もちろん購入しました。
花巻の人は、いつもおいしい きりせんしょ がいただけてうらやましいです。光