本を通じて新しいコミュニティと居場所を体験
花巻中央エリア社会実験「花巻みち活」承認イベント。
一箱古本市とは
「みかん箱サイズ一箱」くらいの古本を参加者が持ちより、様々な方と交流を楽しみながら古本を販売するフリーマーケット方式のイベントです。
花巻中央エリア社会実験2024
市内の中心市街地(上町)で公共空間を活用する試みです。この実験は、花巻中央広場から、大堰川プロムナード、上町通りなどの広場や道路の様々な方法による活用や、まちなかのイベントのアイデアを民間事業者から募集し実施するものです。
社会実験の一試みの「一箱古本市」は7月14日~15日、上町の旧まちなかビジターーセンターで開催され、合計約10店ほど開店しました。
自宅から4~50冊を自転車に載せてやってきました。一冊100円くらい。晩酌の缶ビールとつまみ代くらいが売れました。
西和賀町から来てくれた深澤さん。自宅で私設図書室「ガレージ文庫志づ久(しづく)」で約一万冊を蔵書。書店のない町にとって町民の貴重な居場所を運営しています。図書館司書の資格をもち、本の並びは品格と専門的。本棚から人柄がにじみ出ます。深沢さんは偶然にも私と同業者(鍼灸師)ということで意外な出会いでした。
近所の方・子供達が集まり、ボランティアによる読み聞かせが始まりました。一箱店長達の「おすすめ本」の紹介の時間は、登壇される方のお話がヒートアップしました。
四戸泉さん(桜町家守舎・代表) ご自宅で私設図書館「向小路まちライブラリー」を運営しています。「花巻市は書店が減り古本屋も無くなり、まちおこしのためにも「本」文化を取り戻したい」「本を通じて人と人を繋ぎたい」という思いから、本に関する様々な活動を精力的にしています。桜町の向小路まちライブラリーの記事はこのサイト(まきまき花巻)で紹介しています。向小路まちライブラリーホームページ
●本を通したコミュニケーションの居場所
一箱店主の古本から人なり・人柄が滲んでいるようで、初対面でもお話がはずむ時間が過ぎていきました。一箱店の自分の世界(テリトリー)と、他の店主や見物客とお話が出来る空間が2つがあり、心地よいイベントでした。
●多様な交流ができる情報拠点
市議会議員や地元商店街関係者、勤務中のかた、親子づれなどが訪れました。旧まちなかビジターセンター(閉鎖中)をまちの情報交流拠点してはというアイデアも出ています。
次回の一箱古本市は
9月ころを予定しています。「広報はなまき」や向小路まちライブラリー・ホームページでお知らせします。