はじめまして。地域おこし協力隊の飛世です。8月から花巻へ移住しました。花巻産ワインPRの活動をしています。よろしくお願いいたします!
いまは、着任して初仕事、来月開催のイベント「ワインツーリズムいわて2018」のPRをしています。
ワインツーリズムとは、ガイドブックを見ながら自分たちでプランをつくり、循環バスに乗って、好きなワイナリーを巡る。ぶどう畑の景色を楽しみつつ、ぶどうを作る人、ワインを作る人に会い、その土地ならではの食や文化を楽しむ。そんな旅のスタイルです。
今回のイベントに参加する花巻市内のワイナリー3つのうちの1つ「エーデルワイン」へ行ってきました。
当日のイベント内容やワイナリーの歴史、こだわりについてお話を伺いました。
イベントの見どころとは?
温かい笑顔で迎えてくださったのは、大迫出身、製造部マネージャーの佐藤哲夫さんです。
飛世「イベントの参加者さんへおすすめの見どころを教えてください。」
佐藤「製造部長がご案内するミステリーツアー(有料・要事前予約)」は、発酵貯蔵庫など一般公開していない所が見られます。この機会にぜひ。」
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飛世「ここ数年で最も出来がいいぶどうが醸造所に運びこまれている。と新聞記事で拝読しました。
初日に仕込んだのは、大迫町と紫波町で収穫したキャンベル8トン。タンクで10日ほど発酵させてから貯蔵しているとのことで、とても楽しみにしています。」
佐藤「今年のぶどうは小粒で味が良く、この葡萄を使用したワイン『いわてヌーヴォー』を発売前に有料試飲できるように今回の特別企画をご用意しました。フレッシュでフルーティーに仕上がりそうです。」
今年で56周年!歴史あるワイナリーの歴史
昭和22年にカザリン台風、昭和23年にアイオン台風と、大迫町は2つの台風に見舞われました。当時の岩手県知事・国分謙吉知事が大迫町を訪れ「大迫はフランスのボルドーに似ている」とし、ぶどう栽培で復興しようと始まりました。
大迫の気候の特徴は、降雨量が少なく、昼夜の温度差が大きい、弱アルカリ性の石灰石系の土壌などでぶどう栽培に適していると言われております。
昭和37年に岩手県で初めてワインづくりを始め、昭和49年に株式会社エーデルワインを設立。今年で56周年の歴史あるワイナリーです。
こだわりを知りたい
飛世「どのようなワインを作っていますか。これから作っていきたいですか。」
佐藤「ぶどうは100%岩手県産を使用し、すべて地元の契約農家が栽培したものです。
土壌調査も毎年しており、低農薬、低化学肥料のエコファーマー栽培の認定を受け、畑づくりにもこだわっています。
甘口から辛口までのさまざまなバリエーションの豊かさが強みです。
岩手にしかできない、岩手だからこそ出来る味わいをこれからも作っていきたいです。」
飛世「おすすめの品種を教えてください。」
佐藤「1つ目は『五月長根葡萄園』といって、エーデルワインの認知度が高まった代表ワインです。大迫町はリースリング・リオンの栽培適地で、日本を代表する産地です。昭和57年からぶどう栽培していて、昭和60年仕込み、昭和61年から販売しています。やわらかい味わいで、白金豚やキムチ鍋や和食などの料理によく合います。
続いて2つ目は『ツヴァイゲルトレーベ』こちらは本場オーストリアの品種。日本で1番の品質と自負しています。本場のツヴァイゲルトレーベよりもおいしいと言われたことがあります。」
飛世「ここまで有名になるまで、どのようなPRをしてきたのですか。」
佐藤「社員だけではなく、町民の方からもお知り合いへおすすめしてくださりました。地域の人たちみんなで作ってきたワインです。」
地域の人たちに愛されつづけて半世紀、地元産にこだわり続けているワイナリー。
ぜひ「ワインツーリズムいわて2018」にてお越しください。お待ちいたしております!
イベント概要
【開催日時】
2018年10月14日(日)8時30分から17時00分まで
【開催場所】
岩手県花巻市、紫波町
【料金】
参加費5,000円(税込み)
【循環バス運行】(料金は参加費に含まれます)
JR新花巻駅・JR花巻駅・JR石鳥谷駅・いわて花巻空港と花巻市内及び紫波町内のワイナリー、酒蔵を結ぶ巡回バスを運行します。
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