まきまき花巻見たい映画「マルカン大食堂の贈り物」上映会&その仕掛け人「BlueHairs」コンサート開催!
映画「マルカン大食堂の贈り物」上映会&その仕掛け人「BlueHairs」コンサート開催!
469 まき
このエントリーをはてなブックマークに追加

花巻が舞台の映画が作られるという奇跡!

2020年1月12日(日)14時から、花巻なはんプラザ(COMZホール)にて、昨年の花巻まつり期間中に撮影された短編映画の花巻先行上映会と、映画製作の仕掛け人であるポップスバンドBlueHairsのツアーライブ&花巻を拠点に活動されている管楽ジュニアオーケストラ「金星少年少女オーケストラ」と、アンサンブル団体「FerioBrass」のみなさんも共演という豪華な2本立てイベントが開催されます。

 

物語のモデルが、なんと私!

映画は、2016年に実際に起きた「マルカンビル大食堂復活劇」を背景にしたフィクションの物語。当時、惜しまれつつも閉店を決めたマルカン百貨店をなくしてはならないと上町家守舎が存続に立ち上がり、更には全国から数多くの支援があった中、私も花巻人として何かできないかという思いから、地元のクリエーターチームで「MARUKAN IMAGES~マルカン思い出写真集」を製作して寄付金を募った1人でもありました。

その頃は、新たな道、フリーのグラフィックデザイナーとして生きていくことを決めたばかりの時期で不安も多くあった日々でしたが、「マルカンを」「花巻を」盛り上げていけたらと、この発案をきっかけに多くの方々と共に歩んできた数年でした。その翌年、復活までの市民とファンの1年間をまとめたノンフィクション物語「マルカン大食堂の奇跡」(著者:北山公路)が出版されます。本の中にも多くの方々が登場しますが、今回の映画は、恥ずかしながら私のその当時の姿がフィクションとして描かれているものです。たかが私の人生の一部ですが何であれ役に立てるのであればと、ご協力させていただきました。

 

映画の仕掛人はBlueHairs

メンバーのほとんどが企業経営者ながら、一昨年春、ソニーミュージックよりメジャーデビューした異色のポップスバンド。一昨年、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフとした曲「星の涙 月の祈り」をリリースした際、縁あって花巻市を訪問。文化と自然が重なり合う花巻の風景や街並みを気に入ってもらい、同曲のミュージックビデオをオール花巻ロケで制作、公開となりました。

続いて花巻の風景からインスピレーションを受けた新曲「ふるさと」をリリースしました。有名な音楽情報サイト「音楽ナタリー」で「泣けるミュージックビデオ」として話題になっており、これも昨年のゴールデンウィーク前後にオール花巻ロケで撮影を行ったミュージックビデオを制作、リリースに至ったもので今回の主題歌となっています。そのほかにも、花巻で行われたストリートハンドボールのイベントや夏の童話村ライトアップ点灯式にもゲスト出演、8月のイーハトーブ音楽祭では昨年のテーマ曲を披露するなど、これまで濃密に花巻と関わってくださっているバンドです。

今回上映の映画は、2本のミュージックビデオを作ってきたBlueHairsの方々が、それだけでは表現しきれなかった花巻の魅力をもっと広く知ってほしいと、クラウドファンディングで資金を募り実現したものです。本当に感謝しきれません。今後は今回の短編をきっかけに、本にもなったマルカンビル大食堂復活の物語を、本編になる長編映画として製作する道を探っていきたいとのことです。

 

映画製作クルーが豪華メンバー!

▲マルカン大食堂での撮影日にて

近年話題となった映画「カメラを止めるな」の製作にも携わった大高健志さんと、若手として活躍中の汐田海平さんの2人がプロデューサー、そして気鋭の若手柴田啓佑監督がメガホンを執り、カメラマンは、「always 三丁目の夕日」ほか、国内外の数々の有名映画にも携わってきた盛岡出身の千葉真一さん。更には、今注目の若手脚本家である村上かのんさんがハートウォームな物語をフィクションとして執筆してくださいました。

出演は、盛岡も舞台となった「3月のライオン」や朝ドラやなど多くの出演経験のある主演の内田慈さん、味のあるベテラン川瀬陽太さん、売り出し中の若手高橋雄祐さんのほか、オーディションによって採用された方々は花巻、盛岡、北上など岩手のほか、北は青森、南は仙台からご協力をいただきました。

▲(左から)川瀬陽太さん、北山公路さん、私、内田慈さん

花巻オールロケでしたので、ロケハンから一緒に回らせていただいたり、実際に撮影にも立ち会わせていただいたり、映画が作られるまでを実際に見られたことは貴重な体験でした。当時実際にあった、マルカン大食堂復活の後押しをした高校生たちの署名活動シーンも盛り込まれて。どんな仕上がりになっているのかとても楽しみです。花巻まつりシーンの撮影もあり一番混んでいる時期でしたので、マルカンビル大食堂など市内様々な箇所での場所を確保したり、天候も左右したりする中の4日間の撮影は、約40分の短編とはいえ、大変なご苦労があったことと思います。あれから3ヶ月弱という短い期間に編集を経て完成し、舞台となった花巻で先行上映&BlueHairsのコンサートという2本立ての企画がいよいよ開催されます。

 

イベントには柴田監督、BlueHairs+αの舞台挨拶も予定されています。

他にも、地元のアイドル!?サプライズゲストも!!

お待ちしています!

【主催】花巻 × BlueHairs 映画&コンサート実行委員会

【後援】花巻市・花巻商工会議所・岩手日報社・岩手朝日テレビ

【プレイガイド】なはんプラザ・マルカンビル1階・ゲストハウスmeinn・大衆居酒屋じゃんご

【問合せ先】Office風屋(kazeya.kitayama@gmail.com)

私が書きました
高橋 菜摘

1977年、花巻生まれ。花巻在住。幼少期を花巻、大船渡、中学から二十歳まで盛岡、その後約15年間西和賀町で過ごす。保育士、建設業事務・経営などの傍、合併を機に地元若者有志らとまちづくりを通じてイベント企画など経験。2014年花巻に移り住みイベント企画をしながら新規デザインの道を体験。次男出産を機に、2017年4月よりフリーグラフィックデザイナーとして新たな道へ飛び込む。「マルカン思い出写真集」他、パッケージ・ロゴ・ポスターなど「想いをカタチに」をコンセプトに活動中。