まきまき花巻味わいたいほっぺが落ちる岩手スイーツ「くるみだれ餅」
ほっぺが落ちる岩手スイーツ「くるみだれ餅」
22 まき
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わたしが初めて「くるみだれ餅」を知ったのは、花巻に移住して数年が経ったころだった。

岩手には胡桃や味噌を使ったお菓子が多いなぁとぼんやり思いながら、産直コーナーをうろうろしていたら。柔らかそうな丸いお餅に、不思議なタレがかかっている品物が目に入った。

「くるみだれ餅?」

初めてだなと思ってしばらく眺めてから購入してみた。3個入りだったので、ひとりで食べ切れるか心配だった。ところが、口に入った瞬間、それは吹き飛んだ。なんなのだ、このずっと口に入れていたいと思わせる味は!

あまじょっぱいなんて単純な言葉では言い尽くせない、深みのある温かい優しい味だった。

一体どう作っているのだろう、としばらく気になっていたら。友人がくるみだれを手作りしたというではないか。

そのときの事をマンガに描いていたという。許可をもらってここに載せさせてもらうことにした。

なんて楽しそうなイラスト。作ってみたくなる。

そういえば以前、花巻出身で東京暮らしを何年かされた方にくるみだれ餅の話をしたら、知らなかったとおっしゃっていた。あまりに身近にありすぎて、気が付かなかったのだろうか。

スーパーや産直で簡単に買えるので、気になった方はぜひ食べてみてほしい。

 

私が書きました
ゆきまど

本と酒と山が好きな「ゆきまど」と申します。日本各地の文学館や独立系書店・古書店を目当てに旅がしたいと目論んでいます。花巻には2018年秋から暮らし始めました。