だんだんと春の気配を感じられる季節になりました。
3月20日(金)・21日(土)、ココ・タベルバ・ラパンにて、イタリア製のリサイクル毛糸を使い、ニットフラワーを製作する編みもの会「KNITTING PARTY」が開催されました。
私自身も参加者として申し込み、当日は取材も兼ねて足を運びました。

毛糸×サステナブル×福祉
毛糸を提供してくださった株式会社みんなのニット共和国 代表/ニットデザイナーの伴 真太郎さんにお話を伺いました。
アパレル業界では、製作過程で生まれるニットサンプルなど毛糸の廃棄に課題があり、中でもイタリア製の毛糸は、色や素材の良さに優れた上質なものでありながら、サンプルとして役目を終えれば使われることなく廃棄されてしまうとのこと。そうした魅力的な毛糸を有効活用したいという思いから、リサイクルを通じた新たな取り組みが始まったそうです。

伴さんはこれまでの経験や活動の中で福祉施設とのつながりも築いており、花巻市内にあるココ・アルバとも関わりを深めています。
伴さんがココ・アルバへ提供したニットサンプルは、施設の利用者によってほどかれ、毛糸玉にする人や、編み物として形にする人など、それぞれの役割の中で活用されています。こうした活動は1年にわたって続けられてきました。
そして、ココ・アルバの事務所の下階に花屋があるということや、地名の「花巻」など、「花」に関することが多く、また、これまで施設内で行われてきた取り組みを広げて地域の皆さんと一緒に楽しみたいということから、今回のKNITTING PARTYが企画されました。

株式会社みんなのニット共和国 代表/ニットデザイナー
伴 真太郎さん
KNITTING PARTY!
今回のイベントには市内外から多くの参加者が集まりました。何気ない会話を交わしながら手を動かす人もいれば、編み方について教え合う場面も見られ、会場は終始穏やかな雰囲気に包まれていました。



編み図はあくまで参考として用意されているものの、基本的には自由に編んでよいとのこと。毛糸もそれぞれの好みに合わせて使うことができます。
また、使用されている毛糸は一つとして同じものがなく、色や素材の組み合わせによってさまざまな表現ができます。「その人なりのアレンジができる」「どれも正解なので自由に作れる」「間違えてもほどいてやり直せるところが魅力だ」といった声もあり、参加者が思い思いに作品づくりを楽しんでいる様子が印象的でした。


伴さんが糸巻きを実演してくれました
午後は私も参加者としてニットフラワーを製作しました。午前中の取材を経て実際に参加してみると、毛糸の存在の大きさを改めて実感しました。どれも個性があり、見ているだけでも楽しさや癒しを感じられました。
普段は趣味として一人で創作をすることが多い私にとっても、誰かと楽しさを共有する時間は新鮮であり、このような場が今後も続いていくことを期待しています。

午前の部の参加者の作品

午後の部の参加者の作品

私もバラを編みました
つながる「糸」
試行錯誤を重ねながら想いを形にしていく伴さんや施設の方々から、多くの刺激を受けました。
便利さの一方で、さまざまな課題も生まれている現代。こうした取り組みが、サステナブルへの理解を広げるとともに、人と人とをつなぐ「糸」となり、これからも多くの人へ届いていくことを願っています。

今後の活動としては、年に数回ほど今回のような編みもの会を予定しているそうです。
また、これまで製作されてきたニットフラワーは4月10日(金)・11日(土)にエンドウ花店にて販売イベントが開催されます!
詳細は各々のSNSをご確認ください。
【ukniti ユニティ】https://www.instagram.com/ukniti?igsh=MXR2Nzhra3NwdXB0cQ==
【エンドウ花店】https://www.instagram.com/endouhanaten?igsh=c21sbDJ3eWUweWQ4
【ココ・アルバ】https://www.instagram.com/cocotaberubalapin?igsh=MWxvZG41YWE3MW1pdQ==




