2ヶ月ほど前の写真で失礼します。
花巻はもう紅葉の季節も終わり雪の季節となっていて、まもなくきれいな雪景色になりますが、春は春なりに、夏は夏なりに、秋は秋なりにきれいな風景があります。ここでは東和町小山田の棚田の初秋の風景をお届けします。
東和町小山田は米どころ。美味しい米が取れることで知られていますが、田んぼは大規模効率耕作のものではなく、丘陵地を生かした棚田になっています。稲穂が黄金色に輝く季節、この棚田はとてもきれいな景色となります。
起伏のある広い地が好きな私は、毎年のようにこの季節の棚田を見に行きます。刈り取った稲を干す昔ながらの風景や、コスモスを揺らす優しい風、太陽を背に光る雲など、宮沢賢治さんの詩や童話の世界がここにはあります。
記念館や童話村ももちろんいいのですが、こういう風景の中にも賢治さんを感じて欲しいと思います。