こんにちは。地域おこし協力隊・花巻産ワインPR担当の飛世です。
遅ればせながら、8月に地域おこし協力隊に着任してからの初仕事で、幅広いジャンルの方々との出会いがあり、多くことを学んだイベントがありました。この場をお借りして、関わってくださりました、すべての皆様へ感謝のお礼とともにお伝えしていきたいと思います。
お天気もよい10月14日に「ワインツーリズムいわて2018」が花巻市と紫波町で無事に開催されました。
ワインツーリズムとは、ワイナリー、酒蔵、商店街の場所などが掲載されたオリジナルガイドブックを手に、自分たちのペースに合わせて、当日限定の巡回バスを自由に乗り降りして、地域のお酒や食べ物を楽しむ、大人の遠足のようなスタイルの旅です。
当日は県内の他にも、東京や関西など全国から約200人の方がお越しくださりました。
私自身も「ワインツーリズム」を今回初めて経験して、ワインはもちろん、食べ物、自然、温泉、伝統芸能など花巻には、たくさんの魅力があることを感じました。当日はバス停でスタッフをしつつ、途中にいくつかの会場を巡り、ワインツーリズムを体感してきましたので、レポートいたします。
13日の前夜祭は花巻の食材でおもてなし
「ワインツーリズムいわて2018」の前日は、花巻の人々に親しまれているマルカンビルの1階にて前夜祭が開催されました。
前泊される遠方からいらした方など、約80人が参加してくださり、花巻の食材を使用したお料理を立食パーティ形式でいただきながら、地元の人と歓談しつつ、当日へ向けて情報収集をしていただきました。
▲花巻市内の3ワイナリーとわかば酒店がお酒を出店、Bon D Planningのみなさんが、地元の食材を使用した、十数種類の彩り鮮やかなお料理でおもてなししてくださりました。
花巻市内の3ワイナリーとわかば酒店のみなさん
▲エーデルワイン浅沼直行さん(当日の早朝に「旅サラダ」にもご出演)。
▲ぶどう栽培から醸造、ビン詰、出荷まで一貫して丁寧なワイン作りをされている、高橋葡萄園の高橋喜和さん。
▲亀ヶ森醸造所の大和田博さん。手にもっているのは「ワインツーリズム限定ワイン」です。
▲わかば酒店の佐々木隆樹さん。手にもっているのは「タクシードライバー」という地酒です。
▲特別企画でじゃんけん大会も行われました。ワインツーリズムさんの粋なはからいで、なんと、地元特産品の松茸をプレゼント。
いよいよワインツーリズムの旅がスタートです!
▲受付会場。花巻へようこそ~!
▲ワインツーリズムいわて2018オリジナルグッズのトートバッグ、マスキングテープ、缶バッヂ、シールも販売。
「ワインツーリズムいわて2018」開催日当日は、8:00から4つのブースにて受付を開始しました。
「オリジナルガイドブック、リストバンド(巡回バス利用券)、ワインツーリズムいわてロゴ入り限定ワイングラス、特製グラスホルダー」を受け取り、いよいよワインツーリズムの旅のスタートです!
▲巡回バスルート図
一番最初は、高橋葡萄園へ行きました。
「バダローネ」のお料理(白金豚のロースト佐藤ぶどう園生レーズンのソースなど)と、「佐藤ぶどう園」の生レーズンと生ぶどう、「M@chou(マッシュ)」の焼き菓子に魅かれました。
高橋葡萄園のぶどう畑のとなりの休憩スペースへ移動してみると、まわりの皆さん、おいしいお料理とワインを囲みながら、表情も緩み、満喫されている様子でした。
▲地元の食材を使った料理の「バダローネ」さん大人気。
▲佐藤ぶどう園の生レーズン、生ぶどう。こちらも大人気。
▲ぶどう畑を見学。
▲ぶどう畑のとなりに休憩スペース。
続いて、エーデルワインエリアへ
エーデルワインでは、ワインが有料試飲できるブースが設置されて、参加者の皆さんはどれを試飲しようかな~と目移りしているようでした。
フードコートでは、ピザのいい匂いに誘われたり、大迫で人気のパン屋さんに立ち寄ったりしていたら、あっという間にバスの時間が近づいてきてしまい、急いで次の場所へ移動です。
▲ワインシャトー大迫。
▲13種類の有料試飲。
最後は、亀ヶ森醸造所へ戻りました。
▲自然の中にある亀ヶ森醸造所。
亀ヶ森醸造所では、ワインが有料試飲500円でワイン・シードル、好きなものを好きなだけ飲めるスペシャルな企画をしてくださりました。
私は残念ながら、仕事がある為ためワインを飲めませんでしたが、亀ヶ森醸造所さんがお気に入りになり、2~3時間滞在される方もいらっしゃったとのことで、嬉しいお知らせがありました。
▲みなさんワイン・シードルと一緒にぶどうを召し上がっていました。
▲亀ヶ森醸造所のワイン・シードルの特徴の一つが、少量多品目製造です。
りんごとぶどうの「コラボワイン」もあります。
▲盛岡のイタリア料理店「ドゥエマーニ」の地元食材を使ったスペシャルランチも大人気。
▲「TOMクレープリー」の岩手県産そば粉100%を使用したガレットはシードルとよく合います。
▲屋外で神楽公演の時間はたくさんの人が集まりました。みなさんワイン・シードルを片手に酔いしれていました。
▲亀ヶ森醸造所・りんご農家の高橋英則さん。
私は残念ながら、すべては参加出来ませんでしたが、他にもたくさんの催しものがありました!!当日の様子をかけ足ですが、ご紹介していきます!
エーデルワインエリア
▲仕込作業体験
▲ワイン仕込み体験
▲ワインセミナー
花巻市葡萄が丘農業研究所
▲17品種のぶどうの食べ比べ
▲醸造用ぶどうが大集合
高橋葡萄園エリア
▲高橋葡萄園代表による見学&ペアリングツアー
大迫商店街(旧宿場町)エリア
▲地元産の梅で作ったジュース・ゼリーも販売
▲地元のお母さんたちが作る郷土料理
▲「神楽の日公演」は八木巻神楽を公演
東和町土沢商店街エリア
▲中町パーキングエリアでは県内の4ワイナリーと地元のお店が出店
▲MKファームこぶし(花巻市)
▲神田葡萄園(陸前高田市)
▲平泉ワイナリー(平泉市)
▲ソーシャルファーム&ワイナリー(遠野市)
▲手作りのお品書き
▲松葉商店のたこ焼き
▲ひっつみ、焼きおにぎりなど温かいお料理
▲ワイン好きの人が集まる、ちょこっとホームパーティー
佐々長醸造
味噌、醤油蔵の工場見学
▲20名以上の方がご参加された工場見学
ワインツーリズムいわて2018を終えて
今回、開催にあたり、ワイナリー・酒蔵をはじめ、飲食店・温泉旅館・商店街・バス会社・ボランティアスタッフをしてくださった学生の方・地域の人々、たくさんの方々が盛り上げてくださりました。
そして共感してくださった方々が、遠方より「花巻・紫波」にお越しくださりました。
私自身もスタッフとして、バス停のご案内をしていた時に、参加者の方から「自然の中でいただくワインはおいしいですね」「こうして醸造家さんのお話を直接聞けるのが嬉しい」というお声をいただけた時は本当に嬉しかったです。参加者のみなさんの楽しそうな姿や言葉が、地域の人の明日への一番のチカラになると思いました。
そして、改めて「造り手」の温かいお人柄やワインに対する熱い想い、こだわりなど、直接お会いすることで伝わることはたくさんあると感じています。
「ワインツーリズムいわて2018」にお越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。また花巻でお会いできることを楽しみにしております!