まきまき花巻行きたい「花巻ワイン通信」のワイン用、葡萄収穫の取材に同行!
「花巻ワイン通信」のワイン用、葡萄収穫の取材に同行!
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令和2年7月1日にスタートした「花巻ワイン通信」

担当の花巻市地域おこし協力隊、飛世かおりさんの取材に同行しました。

9時半に花巻市大迫町で待ち合わせ。

「おはようございます!」と元気な笑顔。

まず、「ワインシャトー大迫」へ。

飛世さんはワインを撮影したり、スタッフと色々な話をしたりと動き回ります。

広々とした店内に驚くほど多くの種類が並んでいます。

どのボトルもキラキラと輝いて美味しそうで、ワイン選びも楽しそう!

生産者さんの個別のワインは、ここでしか買えません。

ワインを見ているうちに飛世さんの眼差しが変ってきました。

 

広々としてお洒落なテイスティングコーナー。

残念なことにコロナ禍の対応で、だいぶ席数を減らしていました。

「チコチャンが浴衣を着て、ワインを飲んでいる」かと思いました。

ワインシャトーを後にし、葡萄畑へ。

10時に畑で待ち合わせ。皆さんの笑顔が心地良い。

取材のメインは、ワイン用葡萄の収穫の様子。

いよいよ取材開始です。

株式会社エーデルワインの栽培担当、佐藤文明さんの案内で葡萄畑の中へ。

岩手出身で宮城県の学生の彩乃さんは、その日がなんとインターンシップ初日。

「おや?」

いつの間にか飛世さんの足元は長靴。そう言えば大きなビニール袋を持っていました。

 

「葡萄の様子は、どうですか?」と佐藤さんに問いかけます。

「今年は、雨の期間が長くてダメかと思いましたが、8月半ばからの猛暑で持ち直しました」

佐藤さんは、畑を指差し、

「とても実入りが良くて、これだとだいぶ収穫がはかどりますよ」

と言いながら、ひと房をハサミで切り、しっかり見て質の悪い実を選別して収穫します。

ひどい年は半分近く取り出す事もあるそうですが、今年は、どれも良く育っているので早く進みます。

それにしてもどの房も見事で、隙間なく超過密。

初めて葡萄畑を見ましたが、こんなにも連なって房が実るものだとは知らなかった。

佐藤さんは三十年近く醸造を担当してきた人。

栽培の仕事は今年が初挑戦。それだけに今秋の収穫には並々ならぬ努力と期待があったのです。

「食べて見て下さい、出来たら種も皮も」

と言われ、口に入れましたが甘さが勝る甘酸っぱさ。

奥歯でプチっと種が割れ、皮まで美味しい。

糖度が相当高く、甘さに騙されて食べ過ぎると舌が痺れるほど酸味があるとのこと。

「美味しいワインは、美味しい葡萄からですよ」

汗を拭いながら続けます。

「土なども大切ですが、やはり陽光と手間です」

彼女は、傍らでしっかりとメモ。

 

次々に収穫する佐藤さん。

枝から切る時も、未成熟の粒を切り離す際も葡萄の房を持つ手がとても優しい。

長く醸造の仕事に携わっていただけに、葡萄への愛情は深いのです。

インターンシップの彩乃さんも佐藤さんについて行く。とても初日とは思えません。

飛世さんもハサミを手に持った。

「食」に関することが好きだと言うだけに葡萄の房を手にして嬉しそう。

 

 

取材している間にも深い紫の葡萄が紅いカゴにいっぱいとなり、高く積み重なりました。

実際に手伝いもしながら、昼近くになって取材も終わり。

飛世さんのノートにも数ページの書き込み。

佐藤さんに御礼をいい車へ。

すると「すいません、もう一度ワインシャトーに寄りたいのです」

着くと足早に歩いて回り、あるワインの前に立ち止まった。

「ドメーヌ・エーデル」

ツヴィゲルトレーベ2017 天神ケ丘畑(赤)

南向きの台地の葡萄畑のツヴィゲルトレーベを限定醸造。

「ブラックベリーを思わせる果実香も調和のとれた味わいが上品さを感じさせる赤ワイン」

と紹介されていた。

どうしたのだろうと思っていると、

「これが3年前に、佐藤さん達が仕込んだワインなんです。」

先ほど畑で聞き、どうしても見たかったそうです。

と言うことはあの葡萄が発酵し、樽で1年、瓶に入ってまた眠る。

約3年後には、ここに並ぶかもしれない。

なるほどワクワクしてくる。

飛世さんの収穫した葡萄も綺麗な瓶に入って誰かが手にするかもしれない。

<「天神ケ丘畑のツヴィゲルトレーベ」は、葉の隙間からの陽光を浴びて完熟>

 

取材の終わりに「花巻ワイン通信」にかける思いを聞きました。

「葡萄作りや醸造も大変な作業です。そうして出来た芸術品の様な綺麗で、

美味しいワインを多くの人に知って欲しい。各ワイナリーごとに個性があり、

目指すところや考え方、そして規模も違います。

それぞれの魅力ある個性的な作品をどの様にしたら、造り手の思いを伝えられるかと日々、

悩んでいます。まだまだ未熟なわたしですが、少しでも皆さんの役に立ちたいのです。」

花巻に来て2年目に立ち上がった「ワイン通信」

市内にある4つのワイナリーを回り刻々と様子を伝えています。

今日やこれからの記事がとても楽しみです。

 

埼玉県出身で花巻へ飛び込んで来た飛世さんも地域おこし協力隊の一員として、

何かが実り出す時期にきているのかもしれません。

私も取材に同行させていただき「見て、聞いて、体験する」ことで、

ワインボトルの輝きや深い色に隠された様々な物語が浮かび、

まるで見方が違ってきました。

 

 

ワインは、「ワインシャトー大迫」で買えます。

東北・岩手のワイナリー
エーデルワイン 

〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫10-18-3
フリーダイヤル:0120-08-3037
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私が書きました
千葉芳幸

花巻出身で盛岡在住。
宮沢賢治さんが生まれ育った花巻と思春期を過ごした盛岡を行ったり来たりしています。