花巻市シニア大学との出会い
私は、退職してから花巻に越してきて「花巻市シニア大学」に出会いました。
4月の説明会で、シニア大学に第2の夢がありそうな感じがして、入学したら「やっぱりワクワク感」の手ごたえがありました。
そこで、シニア大学1年次の主な学習内容を紹介します。
1年を通してたくさんのまなびに触れる
1.「花巻シニア大学」の内容
- 4月、入学式・始業式
- 5月、豊沢河川敷の「シニア大学ふれあい農場」で、サツマイモを植え、9月の収穫まで世話をします。また、豊沢川遊歩道「コスモスロード」に、看護学生とコスモスの種まき、秋には交流会と種取りをしました。
- 6月、春の移動研修では、大迫町内の史跡や伝統習慣について学びました。
- 7月、シニア大学生が全員参加するシニアピック運動会。学生で企画・運営して多様な能力を鍛えました。
- 9月、毎年1泊2日で行うシニア大学修学旅行「まなびの旅」。単に観光地を見学するのではなく、震災の地で学習し、「まなび」になりました。
- 11月、シニア大学版私の主張「シニアライフ発表会」。各クラスの代表者が、自分のこれまでの歩みや自分の意見を発表しました。
- 2月、シニア大学生全員のアンケートから、選ばれた曲をみんなで歌う会が「うたっこ広場」で、青春時代の歌を次々歌い若返りました。
- 3月、卒業式・修了式
2.花巻市シニア大学の仕組み
シニア大学は、卒業まで12年間在籍できます。
12年間の内訳は、2年間、同じ仲間で学習する「年次課程」。次の6年間、単年度ごとに特色ある学習を選択して行う「大学院課程」。最後の4年間は、同期の人たちが再び集まって学習する「修学院課程」です。
シニア大学での学習は、生徒が主体となって行う学習です。いくつかその様子をご紹介します。
芸術学部学生が、「笑顔で協力ハート&アート」をテーマに制作する芸術作品を自分たちで決めます。
保健体育学部では「笑顔で健康増進」をテーマに体を動かすことを主に学習内を組み立てます。
最後にみなさんへ
退職した当時、習い事はいくつか通っていましたが、何か物足りなさを感じていました。それは、社会との接点がなかったからのようでした。そう思っていたとき「花巻シニア大学」に出会いました。
シニア大学には、全学生236人の小社会があって、自分は社会を構成する一人になっていました。この小社会で輝いていけたら、幸せな時間を過ごすことができると思い入学しました。
花巻には、こんな素晴らしい本物の生涯学習がしっかりと根付いています。60歳以上の花巻市民ならどなたでも入学できるシニア大学に、どうぞ一度顔を出してみてください。皆でお待ちしています。