こんにちは、オオモリです。
今回は、おいしくホッとできる おにぎりのお店をご紹介します。
花巻市成田にある、「まめくら」さん。
漬物屋さんの押切食品のアンテナショップとして2016年にオープンした「豆蔵おしきり」さんが、おにぎりのお店「まめくら」として2月にリニューアルした とのことで、行ってまいりました。
南城から北上方面へ向かう農免道沿いに、お店があります。
店内は明るく、木のぬくもりが感じられます。
カウンターとテーブル席があります。
「まめくら 」のテーマ、『におい豆』と自家製味噌。量り売りしています。
先代の始めたお店を継いだのは、社長の伊従(いより)聡一さんと、奥様の萌菜美さんです。今は萌菜美さんがメインで厨房に立っています。
オオモリ:今までも人気のお店でしたが、今回リニューアルしたのはなぜですか?
聡一さん:「今までのメニューだと、どうしてもおかずのお肉がメインになってしまい、私たちの伝えたいものが ぶれてしまっていました。原点回帰といいますか、想いをよりまっすぐ届けるために シンプルにおにぎりと味噌汁、そして家業の漬物をメインに据えることにしました。」
「そして妻が元々おにぎりが大好きで、おにぎり屋さんをやりたかったこともあり、このタイミングでやってしまおう、と。」
「二人並んで笑顔でお願いします!」
こちらの要望に照れながらも応えてくれました!(マスクは撮影時だけはずしてもらいました)
「まめくら」さんの主役は、60年以上畑で受け継がれてきた在来種「におい豆」です。熟しても青い、青大豆。
「におい豆」の名前の由来は、豆の花が咲く直前になると、畑から豆をゆで上げたような香りが立ち上ることからついたそうです。どんな香りか気になります。
聡一さん:「祖父が当たり前のようにつなぎ育ててきた、農作業本来の営み。その当たり前にこそ価値があるのではないかと。その価値を広め、次世代に繋いでいきたいんです。」
その豆で仕込んだ自家製味噌を、味噌汁や焼きおにぎり、各種みそ漬けに。
ダシは自家栽培の野菜の皮や種、ヘタをコトコト煮だして作るベジブロス(野菜のダシ)。
お野菜は農薬や化学肥料を使わない、自然栽培の自家製のものをできるだけ使っているそうです。
ぬか床を見せてもらいました。
発酵食品の糠漬けで、おなかも元気に。ランチに付くそうです。
萌菜美さん:「ぬかの販売もしていて、自宅で手軽に始められておいしくできる、とご好評をいただいています。」
漬け方も教えてもらえます。
そしてこちらがメニューです。
「おにぎりセット」はおかず付、「一汁一菜セット」はシンプルにおにぎりとおみそ汁です。
ドリンクメニューにはノンカフェインのルイボスティーもあって、カフェインの苦手な私はうれしいです。妊婦さんも安心。
スイーツセットでは、日替わりでシフォンケーキやガトーショコラが付くそうです。
本日は「おにぎりセット」をいただきます。
おにぎりの具は、「昆布」「みそ焼」を選びました。とってもおいしそう!
今日のおかずは「豚肩ロースのにおい豆のみそ漬け、ヤーコンのきんぴら、ひたし豆」でした。先ほどのぬか漬けも!
焼きおにぎりは、香り豊か。ご飯にも豆が入っていて、通常の白い大豆よりも豆の香り、風味を感じられました。べジブロスの味噌汁はじんわりと体に染みます。
シンプルですがそれぞれ滋味深く、素材のおいしさを味わって食べることができました。
まさにホッとするひとときです。
うちの子供たちはおにぎりが大好き!午前授業の娘を連れてきました。
お子さん連れも歓迎だそうです!
数量限定でお弁当も販売していますが、昼頃にはほぼ売り切れてしまいます。
ご予約、お取り置きはお電話で!
ショップでは押切食品のお漬物や、使用している調味料、近隣の生産者の商品等を置いています。
聡一さん:「化学調味料無添加のものも、そうでないものもありますが、お客さんそれぞれの『心地よい暮らし方』で選択していただければと思います。」
畑の写真がありました。
お店では豆の収穫体験や、味噌づくり体験を開催しています。
畑でお豆を採る → 仕込む → お味噌になる → 食べる!
という、「食べ物がどこから来て、どのように出来ているか」という一連の流れを体感できるのです。
はい!オオモリも参加させてください!次の楽しみができました。
息子にもおにぎりを持ち帰りました。
忙しい毎日で、ついついなんとなく済ませてしまいがちな、毎日の食。
『まめくら』で「まめなくらし」と「ホッとするひととき」
感じてみてください。