まきまき花巻会いたい花巻市地域おこし協力隊〜3年間の活動を振り返って〜
花巻市地域おこし協力隊〜3年間の活動を振り返って〜
398 まき
このエントリーをはてなブックマークに追加

花巻市地域おこし協力隊シティプロモーション担当の塩野 夕子(しおの ゆうこ)です。
2018年10月に着任してから3年が経ち、2021年9月30日で任期満了を迎えます。

 

花巻市の情報発信サイト「まきまき花巻」が2017年春に公開され、約1年半後に専任の担当として着任しました。

編集という仕事は初めて、取材も執筆もゼロからのスタートでした。そんな私が今の様になれたのは、地域のみなさま、市民ライターの仲間たち、花巻市の職員の方々が、温かく時に厳しく接してくださったおかげだと思っています。

「塩野さんの人柄に惹かれてみんな集まってくるんだよ」

という言葉が、挫けそうになるたびに支えてくれました。これからもきっと、私を引っ張り上げてくれると思っています。

花巻には自分の道筋を通して突き進むかっこいい先輩たちが沢山います。そんな方々のお話を聞いたり、働く姿を見ながら「この人をロールモデルにするぞ」と思ったものです。

 

 

 

花巻での暮らし

花巻で暮らすことを考え始めたころ、人とのつながりがここまで広くなるとは考えていませんでした。協力隊という仕事に就かなければ、ひっそりとまちに暮らしながら図書館通いをしているような感じだったかもしれません。それこそ、ひとりの世界で大好きな宮沢賢治さんを楽しんでいるような(笑)

振り返ってみると、まわりにいてくれたみなさんは温かく接してくださる方ばかりで、さびしいと思うことなんてありませんでした。Iターンで移住した私にとって本当にありがたいことです。

離れて暮らす家族にも、胸を張って「自分が暮らしたい場所をみつけたよ」と言うことができます。
はやくコロナが落ち着いて、花巻に遊びに来てほしいな。

花巻での暮らしはもう自分の中で馴染んでいますし、住み続けていきたい気持ちはあります。でも、未来を決めてしまうことは自分の可能性を狭めることにもなってしまうと思うので、今後のことは柔軟に考えていこうと思います。

 

賢治文庫のこと

10月からはこのまま大迫町に住み、ご縁があってお仕事が決まったところで働きます。
2020年の冬から始めた「賢治文庫」も、不定期になりますが、今まで通りの予約制で開放していく予定です。現時点では遠方からのお客様の来訪は難しいですが、直接お話できなくても情報を発信しながらつながることはできます。

SNS、オンライン交流、文通、リトルプレス やファンブックの続編作成など、まめにやっていくのも楽しいです。濃〜い賢治ファンは世界中に沢山いますから、これからの展開にワクワクしながら続けていこうと思います。

 

 

3年間を振り返る動画

今回、3年間の活動を振り返るインタビュー動画を作成しました。コロナ禍で直接ご挨拶ができない方がいらっしゃることもありますので、動画を通して感謝の気持ちが少しでも伝わればと思っています。

3年間本当にお世話になりました。
これからも末長くよろしくお願いします(=´∀`)人(´∀`=)

 

 

 

私が書きました
塩野 夕子

2018年9月、宮沢賢治が好きすぎて埼玉県から移住してきました。
まきまき花巻編集部と市民ライターの二足のわらじで活動しています。
現在は宮沢賢治記念館に勤めながら、大迫町の早池峰と賢治の展示館・2階にある「賢治文庫」も管理しています。アパートで猫とふたり暮らしです。