まきまき花巻味わいたい五月長根葡萄園2019リリース~岩手・花巻のブドウ畑から~
五月長根葡萄園2019リリース~岩手・花巻のブドウ畑から~
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今年58周年を迎える株式会社エーデルワインの看板商品「五月長根葡萄園(さつきながねぶどうえん)」は、初リリースから今年で35年目の出荷となり、平成元年から国内外のワインコンクールで連続入賞し続けているロングセラー商品です。

私もお気に入りの「五月長根葡萄園」。
今年の2019ヴィンテージを自宅でいただきましたが、りんごのような優しい香りと柔らかな果実味を感じるワインで、とてもおいしかったです。
今回は「五月長根葡萄園」のおいしさの秘密を探してきました。

例年この時期は、五月長根葡萄園の発売出発式を行っていますが、今年はビン詰棟内でのラベル貼りの様子のお披露目となりました。

▲透き通った緑色のワインボトルが次々と流れます。

▲ラベルのチェック。

▲最終チェックOK! いざ出荷!

原料のブドウは大迫産のリースリング・リオン100%。エーデルワインでは、ブドウ農家さんからおよそ70tを買取りして、その中からさらに厳選したブドウを使用するようにしています。1本(720㎖)のワインを作るのに使用するブドウはおよそ1㎏。常に良質なブドウを厳選しています。 


 ワイン用のブドウは甲州やシャルドネ、マスカット・ベーリーAなど様々な品種がありますが、リースリング・リオンは、気品や華麗さがあり、ワインの命である爽やかな「酸味」と柔らかい「果実味」のバランスがいい品種です。

リースリング・リオンは、全国の中でも岩手の土地柄にあった品種で、岩手ワインの特徴の一つとなります。

 

 

「例年はキリっと爽やかな味わいだが、今年は酸が穏やかで柔らかな酸味に仕上がった。」と工場長の藤原さん。   

▲工場長の藤原さん

「農家さんが一生懸命に作っているので、農家さんの想いを感じながら色々な場面で楽しく飲んでいただきたい。生牡蠣や魚などと相性がよいです。さっぱりした飲み口で、飲みやすいので女性にもおすすめです。」とブドウ農家さんへ向けた気持ちを何度も繰り返していました。

「よいワインはよいブドウからしか生まれない。」という言葉のとおり、ブドウ農家さんが丹精込めて作ったいいブドウから作られたワインは毎年進化しています。

続いて、直営店ワインシャトー大迫の藤原さんに五月長根葡萄園に合うおすすめのお料理を聞いたところ
「以前、新年会で飲食店へ行ったときに、お刺身、ソースヒレカツと合わせたらおいしくいただけて新たな発見でした。天ぷら、和食全般に合いますし、オールマイティな万能選手ですね。工場と併設しているショップへもぜひ大迫の空気を感じに訪れてほしい。」と笑顔でお話くださいました。

▲直営店ワインシャトー大迫の藤原さん

私も大迫を訪れるたびに神聖な空気を感じています。自然豊かな景色を目の前に深呼吸すると、身体の内側の細胞たちが活き活きとするようなそんなエネルギーをもらえる場所です。

ラストを締めくくるのは、盛岡から大迫まで片道40㎞以上の距離を毎日通勤している総務部長の高見さん。
高見さんは猫などの動物が好きで以前は動物病院に勤めていました。その当時はプライベートでワインを楽しんでいて、海外ワインを中心に飲んでいたある日、高見さんのもとへ転機が訪れます。

動物病院に薬を納品している薬屋さんが、大迫のブドウの造り手さんで、五月長根葡萄園をプレゼントしてくださったそうです。
自宅で味わってみると「当時の日本ワインは甘いワインしか知らなかったけれど、こんなに香りが豊かで酸がはつらつとした味わいのある白ワインって日本にあったんだ!すごい衝撃を受けて感動しました。そのワインを飲んだことがご縁で、現在ワインの仕事に携わっています。」

▲総務部長の高見さん

みなさんのお話を聞いていくうちに、五月長根葡萄園の魅力は想像以上にたくさんあることを改めて知ります。

高見さんにとっても特別な1本の五月長根葡萄園。日常でどのように飲んでいるのでしょうか。おすすめのお料理を聞いてみると、
「和食全般合うし、お塩で食べる天ぷらもおすすめです。初夏のこの時期でしたらトウモロコシの天ぷらなんかも最高ですね。白身魚のお寿司もおいしい。あと、カッパ巻。海苔と酢飯ときゅうりの青々しさとワサビがちょっとピリッとした感じがある。それが五月長根葡萄園の甘味と酸味とよく合うんです。ちょっとだけ甘味を残して酸があるワインなので、酢飯と合わせるとワインの甘味と酸味がより引き立つという感じ。」

五月長根葡萄園とカッパ巻きの組み合わせは意外でした。こんなにそそられる紹介をいただいたら試してみたくなってしまいます。

数日後にさっそく五月長根葡萄園とカッパ巻きを合わせてみました。
白ワインの軽さときゅうりのさっぱりシャキシャキした感じがベストマッチ。お互いを引き立て合っていて心地よいおいしさを感じました。これからの暑い夏におすすめです。

ワインと触れあっていると、ふとした時に心躍るような出会いがあります。
共通の好きなワインやお料理を通じてお互いの新たな一面を知ることができ、また一つワインの楽しみ方を学びました。

私が書きました
飛世かおり

2018年8月より、花巻市地域おこし協力隊に着任、花巻ワインPR活動中。
ここにしかない土壌、ここの人にしか生みだせない、世界に誇る逸味がある。「花巻ワイン」の記事を中心に投稿しています。
好きな作家は小川糸さん。