東京から移住して5年目、いまだ花巻の美しさに感動し続けています。
“花巻”の名前の由来はいくつかありますが、「桜の花びらが北上川に渦巻きのように流れていった」という説はまさにこの季節にぴったりです。
今年は地域の皆さんから桜のオススメスポットを聞いて、巡ってきましたので紹介します。
ぎんどろ公園
宮沢賢治が勤めた花巻農学校の跡地に作られた公園です。詩の書かれた石碑もあります。
賢治が愛したと言われる“ぎんどろ”の樹が植えてあります。ぎんどろは、葉っぱの裏が白っぽくて風が吹くとシャンデリアのようでした。(6月頃が葉っぱがわさわさで見ごろです。)
身照寺
宮沢賢治のお墓があるお寺です。花巻市の鳥であるフクロウが桜を見上げているようで、とてもかわいらしいです。
ぎんどろ公園と文化会館、花巻図書館とはすべて歩いてすぐの距離なので、ぜひお散歩してみてください。
イギリス海岸
イギリスのドーバー海峡の白亜の海岸を連想させる泥岩層が露出することにちなみ、宮沢賢治がイギリス海岸と名付けた場所です。普段は泥岩層は見えませんが、毎年賢治の命日には発電事業者等の全面的な協力のもと、出現を試みているそうです。
桜並木が素晴らしいのはもちろんのこと、菜の花畑や手入れされた畑たち、遠くに見える山々や橋など、風景がとても美しいです!
この場所から北にイギリス海岸詩の森公園があり、そちらもオススメです!
賢治さんと歩く心象ロード
豊沢川沿いの桜並木です。近隣にはスーパーなどもあるので、おにぎりを買って川沿いでのんびり過ごすのもいいな~なんて考えました。河川敷も広いので、キャッチボールをしている人もいました。
鳥谷ヶ崎公園
「鳥谷ヶ崎」は「とやがさき」と読みます。花巻城跡に整備され、桜の時期は多くの人がお花見をしています。屋台もあって賑わっています。
桜の前にも、桃色の花がたくさん咲いています。
花巻駅から歩いて5分程の距離。坂を登ると鳥谷ヶ崎神社に行くこともできます。イトーヨーカドー花巻店も目の前です。
さくら並木ロード
イトーヨーカドー花巻店の北側を流れる「後川」沿いにある桜並木です。
ここにもフクロウがいました。花巻は色んなところにフクロウのオブジェがあります。
時鐘 南部盛岡城楼鐘(花巻城時鐘)
花巻市役所の敷地にあり正保3年(1646)盛岡城の時鐘として鋳造され、現在は岩手県指定文化財に指定されています。左の方にも桜がたくさんあります。
また、5月には裏手の坂を下ったところにツツジが満開になります。
萬鉄五郎記念美術館
東和町土沢商店街の高台にある萬鉄五郎(よろずてつごろう)記念美術館はまちと桜を一緒に楽しめるスポットです!
隣には八丁土蔵(はっちょうどぞう)という蔵があり、喫茶店にもなっています。
成島和紙工芸館そば(天勝苑~ふれあい広場付近)
成島和紙は花巻市の無形文化財に指定されています。そんな成島和紙工芸館の近くを流れる猿ヶ石川のほとりに地元の方が愛する穴場お花見スポットがあります。
地元の人はこの一帯を天勝苑と呼ぶそう。東和あそびばまっぷにも掲載されています。
東和あそびばまっぷの早希さんと芳美さんに案内していただき、川沿いを探検しました!
戸塚森森林公園
展望台、バンガロー、キャンプ場、野外ステージなど色んな楽しみ方ができる公園は桜とヤマツツジとカタクリを一緒に楽しめます!
さらに新幹線も見えますので、タイミングが合えば良い写真が撮れるかも!?
久出内川
早池峰ダムからさらに奥へ進み分岐した久出内川沿いは、まちなかとは違う深緑色の森林と早咲きの桜のコントラストがとてもきれいでした。
標高が高く気温が低いため、桜はまだこれから満開になるとのおはなしでした。
狼久保河川公園
こちらは桜はほんのり咲いてるのみでしたが、良い景色でした!
早池峰ダムの周辺はこの時に初めて訪れましたが、まだまだ知らない花巻が本当にたくさんあるんだとワクワクしました。この辺りはひんやりとした空気が気持ちよく、チェアやシートを持ってCHILLしたくなりました。
さいごに
今回は教えていただいたお花見スポットを12か所、ご紹介しました。
ぜひ、来年のお花見に役立ててください^^*