まきまき花巻参加したい【7月21日、22日開催!】花巻産ワインを楽しむ「まきまき花巻Party」
【7月21日、22日開催!】花巻産ワインを楽しむ「まきまき花巻Party」
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【今、岩手県花巻市のぶどうが熱い!】

 岩手県花巻市で、ぶどうを巡る動きが熱を帯びている。

 2015年、2016年とぶどう栽培を手掛けるワイナリーが2社誕生。また、良質の大粒ぶどうを1房丸ごと乾燥した「Amulet of the sun~太陽の生レーズン」が2016年伊勢志摩サミットで各国首脳のお土産品に採用されるなど、ぶどうを活用した産業が注目を集めている。

▲2015年に開業したワイナリー、高橋葡萄園の高橋喜和さん

▲「Amulet of the Sun~太陽の生レーズン~」を生産する佐藤ぶどう園副代表の佐藤徹さん

 また、近年は「自分で育てたぶどうでワインを造りたい」というぶどう栽培の新規就農者も出てきており、今後ぶどうを巡る動きがますます活発になっていきそうだ。

そんな中、花巻市が、東京・白金で7月21日、22日の2日間、ワインプロモーションイベント「まきまき花巻Party」を開催する。

 

【岩手・花巻で産まれるワインとは?】

「日本のワイン産地」といえば、山梨県、長野県、北海道と言った産地が思い浮かぶ方が多いと思う。岩手県?ワインを作っているの?という方もいるだろう。実は、岩手県花巻市は半世紀以上にわたってワインを作り続けてきた歴史あるワイン産地である。

日本ワインブームの中で、全国各地で新たなワイナリーが次々に生まれており、岩手県でも、近年新規ワイナリーが誕生。現在では全部で12のワイナリーがある。その中でも花巻市には県内最多の3軒のワイナリーがあり、良い原料で丁寧に作ったワイン・シードルが生産されている。

 3軒のワイナリーがある花巻市大迫町は、ぶどう育成期の降水量が少なく、朝夕と日中の寒暖の差もあり、石灰質の土壌を持つという独特の気候風土がフランスの銘醸地、ボルドー地方の気候によく似ており、ぶどう栽培に本格的に取り組み始めたという歴史がある。

▲花巻市大迫町ぶどうの丘からの眺望

 こうした気候風土の中で栽培されるぶどうは、ツヴァイゲルトレーベ、メルロー、シャルドネといった欧州系の醸造用ぶどうからキャンベル・アーリー、ナイアガラといった食用ぶどうまで、多様な品種が栽培されており多くの種類のワインが造られている。

▲花巻産ぶどうから生まれる多様なワイン

多様な品種の中でも、岩手県のワインを特徴づける品種の一つが「リースリングリオン」。貴腐ワインにも使用される「リースリング」と、日本における純ヨーロッパ種の改良原種として最も価値が高い「甲州三尺」を掛け合わせて生まれた品種である。

リースリングリオンは岩手県の土地柄にあったぶどうとされており、生産量86tのうち、83tが岩手県で栽培されている(平成28年度国税庁調べ)

▲夏越中のリースリングリオン

ワインにするとグレープフルーツや青りんごを思わせる爽やかな香りとフレッシュ感のある酸味が生まれ、石灰質の土壌を思わせるミネラル感も漂わせる。岩手・花巻らしさが表現されたワインといえるだろう。

▲リースリングリオンを原材料とするワインの一つ、五月長根葡萄園

【まきまき花巻Party

 そんな花巻産ワインを楽しむことができるイベントが「まきまき花巻Party」。

当日は、花巻市の3ワイナリーがワイン・シードルを提供。岩手県内で最も歴史があり、数々の国際コンクールで受賞するワインを生産する「エーデルワイン」、オーストリアで醸造を学び、自分で栽培した良質のぶどうから丁寧なワイン造りをしている「高橋葡萄園」、毎日気軽に飲めるワインやシードルを作っていきたいという「亀ヶ森醸造所」と、それぞれのワイナリーが造る味の違いを楽しむことができる。

各ワイナリーからはスタッフが来場し、花巻産ワインが産まれるまでのストーリーやワインへの思いを聞きながらワイン・シードルを楽しめる。

また、ソムリエを招いてのワイン講座も開催。ソムリエとワイナリーのトークショーも予定されており、ワインを楽しみ始めたばかりの方でも気軽に参加できる内容となっている。

 

 さらに、当日は花巻市で育てられている銘柄豚「白金豚(はっきんとん)」を使ったメニューが提供される。白金豚は柔らかく、旨みがある肉質と甘くてしつこさのない脂が特徴で、花巻産ワイン・シードルとの相性も抜群の逸品だ。

 

2日間だけ東京・白金にやってくる「ワインの産地・花巻市」へ足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

 

【イベント概要】

 

 ○開催日時 平成30年7月21日(土)、22日(日)

       時間は両日とも12時から15時まで

 ○開催場所 天現寺カフェ

       東京都港区南麻布4-12-2 ピュアーレ広尾1

 

 ○内容

  1220分頃 ソムリエによるワイン講座

  13時、14時  Jazzミニライブ(2stage)

  花巻市のワイン生産者との交流

 ○料金

  大人4,000円  ビュッフェスタイル、花巻産ワイン・シードル、生ビール、各種カクテルなど

フリードリンク込

  こども1,000円 ビュッフェスタイル、ソフトドリンク飲み放題込

  未就学児は無料

 

 大人は、ハッシュタグ「♯まきまき花巻」「♯さとむすび」の2つをつけてTwitter,Instagramに投稿すると料金が200OFFになります。

 

 ○申し込み方法

  天現寺カフェ(03-5475-6788)へ電話にて直接申し込み。

 

 ○問い合わせ先

  株式会社インフォライズ 担当 小菅(03-5408-9100

 

 ○まきまき花巻Partyイベントページ

  https://satomusubi.jp/events/view/109

 

私が書きました
吉田真彦

1982年花巻市大迫町生まれ、大迫町在住。
大学進学を機に一度は大迫町を離れるも、「神楽とワイン」の引力により、
大学卒業後は大迫町に戻る。
仕事に勤しむ一方、大迫町に伝承される早池峰大償神楽の伝承活動を行っている。
趣味はランニングと温泉めぐり。