まきまき花巻味わいたい「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン(2019,花巻開催)」  どなたもどうぞお越しください!
「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン(2019,花巻開催)」  どなたもどうぞお越しください!
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この夏、花巻に

「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」が出現!?

 昨年(2018年度)まきまき花巻で「花巻の農と食×宮沢賢治の童話の世界」をテーマにしたエッセー「宮沢賢治の花巻レストラン」5回連載で掲載させていただきました。

https://makimaki-hanamaki.com/author-list/yuki_nakano

 エッセーの最終回で「このレストランは結構気まぐれです。ある日こっそり開店することもあるかもしれません」と締めくくって早や1年(とちょっと)。

 今年2019年の夏、まきまき花巻での「時空を超えたレストラン」が、花巻に期間限定で本物のレストランとなって「出現」します! 賢治さんが生まれ育った花巻で、花巻の豊かな農畜産物を使った「宮沢賢治童話メニュー」が味わえます。

どなたもどうぞお越しください。決してご遠慮はありません。

 

【宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン】

開催期間 2019年8月27日(火)から11月10日(日)まで

内  容 花巻市内の飲食店8店舗:岩手県花巻の農畜産物で作る宮沢賢治の童話世界の特別メニュー など

★チラシはこちらからダウンロードできます(3.5MB)

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/919/chirashi.pdf

 

花巻の豊かな食材で賢治さんの童話世界を食べよう

「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」は、賢治さんのお誕生日827日からスタートします。

花巻市内の飲食店8店舗では、花巻の豊かな食材を使った宮沢賢治の童話世界からインスピレーションを受けた童話メニューを提供。

期間中は、宮沢賢治童話村でライトアップも開催中です。市内観光施設と合わせて花巻の豊かな食材と童話メニューで「まちごと賢治さんの童話世界を」お楽しみください。

(注)ライトアップ開催日は、1110日までの毎週金曜日から日曜日(詳細は、花巻市HPからご確認ください)

★「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン(花巻市内飲食店)」

詳細は以下の花巻市HPでご確認ください

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/business/norinchikusan/nouringyo/1008439/1008482/1008829/1009919.html 

★ワークショップを開催します

「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン・ごちそう案内所」

923日(祝・月)・1500-1600・宮沢賢治童話村

花巻の農畜産物を賢治童話で楽しみます(要申し込み)

詳細はこちらを

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/business/norinchikusan/nouringyo/1008439/1008468/1009925.html

賢治童話グルメを食べ歩き、花巻をまち歩き

花巻の農畜産物で作った賢治童話グルメに舌鼓、そして賢治さんの風景を探してまち歩きを!

お店の場所や詳しいメニュー内容は特設facebookでご確認ください。

facebook “宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン” https://www.facebook.com/kenji.restaurant/

※なお、童話メニューの提供については、数量限定や予約が必要なお店もありますので、事前にご確認ください。

 

★童話メニュー提供店をご紹介します(順不同)★

 

◆「イル・クォーレ」

花巻の野菜を彩るコース料理≪十力の金剛石≫「花巻野菜の宝石箱~虹とルビーの絵の具皿」

  • ※童話メニューは昼のみ・要予約 電話0198-24-9957 花巻市松園町1-4-1
  • FB https://www.facebook.com/iwateilcuore/?rf=152420204783144
  • 平日
  • 【ランチ】午前1130分から午後230分   
  • 【ディナー】午後6時から9
  • 日曜祝日
  • 【ランチ】午前1130分から午後3
  • 【ディナー】午後530分から830
  • 定休日:火曜日・席数40席・駐車場12 

◆「華胥の郷(かしょのさと)」

≪鹿踊りのはじまり≫鹿と野山の恵みをふんだんに使い秋の森をコースで表現しました

  • ※童話メニュー完全予約制(童話メニュー以外のご利用も予約が必要です)
  • 電話0198-41-6565 花巻市湯口字佐野33-25
  • HP https://www.kasyonosato.jp/onsen
  • 【ランチ】午前1130分から午後2
  • 【ディナー】午後6時から9
  • 定休日:火曜、水曜・席数24席・駐車場12
  • (注)チラシには6席とありますが正しくは24席です

 

◆「ちょうちん酒場又三郎(湯の社ホテル志戸平内)」

≪やまなし≫の世界を花巻産の食材を使用したトマトのファルシで

  • ※童話メニュー数量限定・平日のみ・要予約 電話0198-25-2011・花巻市湯口字志戸平27-1
  • HP https://www.shidotaira.co.jp/
  • 【ランチ】午前1130分から午後230
  • 【ディナー】午後6時から8
  • 定休日:不定休・席数50席・駐車場ホテルと共用 300

 

◆「HAIKARA-YA」

≪祭の晩≫賢治さんの童話から連想する「ファンタジー」そして「光と影」を一皿で表現できたらと思っています

  • ※童話メニュー数量限定・電話0198-23-6919・花巻市諏訪町2-1-14
  • HP https://haikara-ya.com/
  • 【営業時間】午前1130分から午後9
  • 定休日:毎週火曜日 臨時休業有り・席数38・席駐車場12台 

◆「ファームプラス」

≪セロ弾きのゴーシュ≫とれたて夏野菜に刺激的な辛さがマッチング「インドの虎狩カレー」ぱちぱち火花がでちゃうかも

  • ※童話メニュー数量限定・電話0198-33-0594・花巻市上根子字下田60-2
  • HP https://www.farmplus.cafe/
  • 【営業時間】午前11時から午後3時(ラストオーダー午後230分)
  • 定休日:日曜、水曜・席数10席・駐車場10 

◆「山小屋カフェkurakake」

≪銀河鉄道の夜≫≪セロ弾きのゴーシュ≫果樹農家の店主が行っているカフェです。料理を通して宮沢賢治の世界観をお客様と楽しみたいです

  • ※童話メニュー数量限定・電話080-5049-7075・花巻市高松26-28
  • FB https://www.facebook.com/cafekurakake/
  • 【営業時間】午前11時から午後5
  • 定休日:月曜、火曜(その他不定休あり)・席数30席・駐車場20

 

◆「山猫軒 賢治記念館前(本店)」

≪どんぐりと山猫≫黄金のどんぐりに見立てた特製みそ焼きおにぎり、キノコの場所は見た目もかわいらしく味もまろやか!

  • ※童話メニュー数量限定・平日のみ・電話0198-31-2231・花巻市矢沢3-161-33
  • HP https://www.yamanekoken.jp/
  • 【営業時間】午前10時から午後5時(ラストオーダー午後430分)
  • 定休日:1228日から11日・席数60席・駐車場30

 

◆「レストランポパイ」

≪グスコーブドリの伝記≫ブドリ一家に思いを寄せた「グスコー家の食卓」。一家団らんの中心は、きっとお母さん手作りの味

  • ※童話メニュー予約等は不要・電話0198-23-4977・花巻市若葉町3−11−17
  • HP https://popeye.meat.co.jp/
  • 【営業時間】午前11時から午後930
  • 定休日:火曜・席数44席・駐車場11

 

童話メニューでは料理人さんの愛情も味わって!

このプロジェクトで私は各お店のメニュー監修をやっています。簡単に言えば料理人さんに、賢治作品と花巻の豊かな農畜産物とメニューを引き合わす係です。そして私自身も料理人さんをはじめ、花巻の食に関わる方たちと賢治さんを通してこういう形で出会え、交流できたことが楽しくありがたく、感謝で一杯です。

今回のメニューでは、「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」「十力の金剛石」「鹿踊りのはじまり」「やまなし」「祭の晩」「どんぐりと山猫」「グスコーブドリの伝記」の7つの賢治童話が登場します。それぞれのおはなしが、それぞれのお店ですばらしいお料理になりました。

ところで監修の一番最初は【メニュー検討】からでした。賢治さんの童話作品、メニュー案、使用する食材についてお店の方に伺い、相談するところからはじまりました。そして作品が決まりお料理の方向性など大枠が決まります。

次は作品の「どの部分を」どうやってお料理に落とし込んでいくのかの相談。【演出検討】です。それぞれのお店の方が、それぞれの賢治作品をとてもよく読みこんでくださいました。そうして作品を読んで感じたこと、考えたことを、作品の中の風景や、ことば、季節や食材などに織り交ぜながら「何を表現したいのか」そして「お客様にどう楽しんでいただくか」を一緒に考え、何度もやりとりをしていく中で、メニューを完成させていきました。同時にメニュー名やメニュー解説もできあがっていきました。

今回、どれも賢治さんの童話の楽しさや美しさがお料理に込められたすばらしいメニューばかりです。

あとはお客様のおなかにはいるだけです。

はやくいらっしゃい いらっしゃい

 

写真のメニューは東京で開催した「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」のもの。
今回のメニューもおたのしみに!

 

イーハトーブ花巻レストラン出現前夜

今回の花巻での「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」開催のほか、これまでにこの時空を超えたレストランは、2つの出来事で、花巻の農と食×賢治童話を紹介しました。

〇東京・丸の内で「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」開催

 

 2019年2月16日から21日まで「小岩井フレミナール」を1週間丸ごとジャックし、花巻の農畜産物を使い、16の賢治童話の世界を26のメニューで味わっていただきました。

 

「東京で花巻の賢治レストラン!!」(2019.2.4)
まきまき花巻では北山公路さんが記事にしてくださいました。
→https://makimaki-hanamaki.com/3037

上・「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」ばけもの(鶏料理)
下・「フランドン農学校の豚」しあわせな第一流の紳士(肉料理)

〇花巻の農の風景と食に出逢う旅「宮沢賢治の花巻レストラン」PR用リーフレット

 まきまき花巻のエッセーを基に、花巻の農業・農畜産物を紹介するためリーフレットを作成しました。データでご覧いただけますので、今回の花巻で賢治童話メニューをお召し上がりいただきながら、ご覧いただければ幸いです。

PRリーフレットの詳細はこちらをご覧ください

花巻市のHP「花巻の農業・食を紹介するエッセー「宮沢賢治の花巻レストラン」を紹介します!」

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/business/norinchikusan/nouringyo/1008439/1008482/1008829/1008830.html

※印刷版リーフレットは、宮沢賢治イーハトーブ花巻レストラン(花巻市内)参加店等に置いてありますが、数に限りがあるためご了承ください。

 

そうしていよいよ2019年の夏、花巻の食材で賢治童話を食べる「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」です。

どうぞ宜しくお願いします!

私が書きました
中野由貴

花巻と宮沢賢治ファンの料理研究家
絵本・童話・食・宮沢賢治をテーマに創作、研究、執筆などを行っています。
著書に『宮澤賢治のレストラン』『宮澤賢治お菓子な国』(平凡社)、『にっぽんたねとりハンドブック』(共著・現代書館)ほか。
宮沢賢治学会会員、希望郷いわて文化大使。兵庫県在住。
花巻市民ではありませんが、イーハトーブ花巻出張所@兵庫(勝手に命名)から参加させていただきます。どうぞよろしくお願いします。