まきまき花巻参加したい7月の花巻は宵宮の季節
7月の花巻は宵宮の季節
92 まき
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 花巻のお祭というと、8月に行われる大迫のあんどんまつりや9月に盛大に行われる花巻まつりのほか、土沢まつりや石鳥谷まつりが知られているが、実は7月にも花巻ならではのお祭が毎年恒例で行われる。花巻の市街各地21ヶ所の寺社で行われる「宵宮」だ。いわゆる各寺社の「縁日」なのだが、花巻ではこれを「宵宮(よみや)」と呼び、7月1ヶ月間の間に固まって開催されている。

 どうやら明治の頃に、市民が宵宮を楽しめる期間として7月に各縁日を集めたらしいのだが、現在も市民に親しまれていることを考えると先見の明があったのだと思う。私が子どもの頃も、学校へ行くと「今日は◯◯の宵宮だから、◯時集合」みたいに情報が友人たちの間をかけめぐり、ワクワクする日を1ヶ月間過ごしていた。花巻まつりのように山車が出たり、神輿が出たりするわけではないが、普段出歩くことのない夜に、友人たちと出店を見て歩く非日常の楽しさは今も忘れられない。大きな出し物がない分、しっとりと初夏を楽しむ、この時期ならではの楽しいイベントだ。

 ところで今年の宵宮では、昭和のまちプロジェクトと花巻まち散歩マガジンMachicoco共催により、特に大きな宵宮である1日の駅前大通り藤木神社、10日の吹張町金毘羅神社、21日の上町光徳寺太子堂、28日の鍛治町勝行院如来堂の4ヶ所の宵宮にて「浴衣散歩DAY」が開催される。

 「宵宮に合わせて、みんなで浴衣で出かけよう」というこの取り組みは、花巻温泉にいらしている海外からのお客様にもお楽しみいただけるよう計画されたもの。Machicocoで昨秋行われた「着物散歩DAY」に続き、今回は浴衣。より参加しやすい形となっている。宵宮会場だけでなく、周辺のまち散歩も浴衣で楽しみたい。

 今回をきっかけとして、気軽に浴衣や着物で歩ける花巻になると楽しい。

私が書きました
北山 公路

出版プロデュース、企画・編集のフリーランス。
花巻に生まれ育ち、今も花巻在住。東京の出版社の仕事と地元の仕事半々を花巻でこなす。著書「マルカン大食堂の奇跡」(双葉社)、主な企画編集担当「心で触れるボディワーク」(鎌田麻莉:著、BABジャパン)、「おいしいヴィーガン パイ&キッシュ」(阿部静:著、双葉社)など。2017年春から「花巻まち散歩マガジン Machicoco」を創刊し、隔月発行継続中。