まきまき花巻行きたいゲストハウス「meinn」
ゲストハウス「meinn」
85 まき
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 花巻市の地域おこし協力隊員として、花巻家守舎、上町家守舎のサポートを行ってきた福田一馬さんが、任期中の3年間でリノベーション手法を身につけ、自らもリノベーション大工として磨いてきたスキルを発揮して花巻のまちにゲストハウスを作っている。

 昨秋営業を終了した老舗旅館を丸ごと借り受け、水回りや電気関係など業者に依頼せざるを得ないところを除き、4月末からほぼひとりで建物全体の改修を行っている。始めてみてわかった根太(ねだ)の弱体化や消防設備などの老朽化などの困難を乗り越え、仲間を集めて壁塗りワークショップなども開催しながら、7月初めの飲食店舗部分OPENにとりあえずこぎつけ、メインのゲストハウス部分は7月中旬以降のOPENを目指す。

 名前の「meinn」とは「まち=m」の「エントランス=e」となる「宿泊施設=inn」。市内にたくさんある温泉ホテルや旅館、市街地にあるシティホテルやビジネスホテルなどのような、痒い所に手が届く設備、アメニティはないものの、その分安い料金で、まちと一体化した宿泊施設となる。
 利用者がここを拠点に花巻のまちを歩き、花巻の空気を感じ、食を味わってほしい・・・そんな思いを込め、まちのエントランスを作る。

 花巻のまちはマルカンビル再生をきっかけに、若いチャレンジャーたちがそれぞれ様々な取り組みを始めている。もちろん彼の動きもそのひとつなのだが、そのたくさんのプレーヤーたちとつながるべく、さらにたくさんの若者たちが花巻を訪れ始めている。また、インバウンドの団体旅行客は温泉ホテルに泊まるものの、欧米を中心としてたくさんのバックパッカーの旅行客も花巻を訪れ始めている。そんな人たちを収容し、ここで人と人をつなぎ、観光地だけではない花巻のまちを知ってもらうベースキャンプとしてmeinnは大きな役割を担うことだろう。

 想定外の改修箇所など、当初の見込み以上にイニシャルコストがかかっている関係もあり、またこの施設を広く知ってもらう目的もあって、meinnではクラウドファンディングを行っている。このチャレンジを応援し、たくさんの人たちのゲストハウスになることを願う。

※クラウドファンディングページ→http://ishiwari.iwate.jp/pj/IswP3617099

私が書きました
北山 公路

出版プロデュース、企画・編集のフリーランス。
花巻に生まれ育ち、今も花巻在住。東京の出版社の仕事と地元の仕事半々を花巻でこなす。著書「マルカン大食堂の奇跡」(双葉社)、主な企画編集担当「心で触れるボディワーク」(鎌田麻莉:著、BABジャパン)、「おいしいヴィーガン パイ&キッシュ」(阿部静:著、双葉社)など。2017年春から「花巻まち散歩マガジン Machicoco」を創刊し、隔月発行継続中。